アワー・ミュージック

正しいヒマの過ごし方。楽しいお金の使い方。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ひとつのカラダの来年の抱負

度を過ぎた食べ過ぎは体に悪い。誰からも好かれようと思うのは精神に悪い。何にでもやたらめったら節度を持たずにのめり込むことも、社会適応にとってよくない。 食べ過ぎは良くないけど、食べたいものがたくさんあるのはいいことだと思う。行きたいレストラ…

コミュニケーション

こないだインターネットを徘徊していたら、こんな言葉に出会った。 行動学で言うコミュニケーションとは、他個体の行動の確率を変化させて自分または自分と相手に適応的な状況をもたらすプロセスのことであるジャレド・ダイアモンド著 長谷川寿一訳『セック…

有限

最近、禅を学びはじめた。禅関係で一番有名な、鈴木大拙の本も読みながら、それが現在、どういうふうに理解され、どんなふうに消化されているのか、わかるような本も並行して読んでいる。マインドフルネスとか言われている、そういうやつ。ライフハックの記…

音楽

音楽は慰めであるけれど、時には足かせにもなる。思い出を焼きつけるフィルムのような役割を果たすときもあれば、すべて忘れたい時にも聴ける。BGMや雰囲気作りにもなるし、天からの声のように響くこともある。音楽を聴いて、身体の芯から力がぐらぐらとみな…

メリメリ

メリハリのある生活、という言葉にまぶしさを感じている。ぼくは地を這うような志を持ちそれに見合った生活をしているけど、「早く人間になりたいと」という気持ちをいつも抱えているので、実用書めいたものもたまに読む。この前読んだ睡眠に関する本でも、…

ゼロから始める自炊生活

高校を卒業するまで、僕はずっと実家にいた。家の手伝いといえば、風呂掃除とゴミ出し以外はまるでしなかった。体感としては自動で服が洗濯され、風呂が湧き、部屋が綺麗になり、日に三度美味しい食事が出てきた(お父さんお母さんありがとう)。 大学進学を…

鍋のようだ

生活っていそがしい。今年から、生活というものを意識してちゃんとやろうとしてきたのだけど、そうすると季節の移り変わりが身にしみてわかるようになった。今週は冬将軍がやってきて秋を惨殺して街をすっかり冬に変えてしまったけど、スーパーに行くだけで…

外に出るためのメンタルをととのえる

前回、どうしたら外に出られるのかについて長々と書いたけど、今回はまたそのことについて書きたいと思います。どうして外に出たいかというと、定期的に人に会いたい、もしくは人に会えるような状態を保ちたい、とか、たまにはちゃんとしたデートらしいデー…

どうしたら外に出れるのか

立冬の日も過ぎて、暦の上でも体感的にもすっかり冬になり、もともと自分の中に巣食っている外に出たくない気持ちが日増しにすくすく育っているのを感じます。 外に出たくなさすぎて学校に行けない日があったりとか、「せっかく天気がいいからお出かけしたい…

寒いとカサカサした気分になる

寒い季節の日暮れ時、手も足もすぐ冷たくなって、食器洗うのが億劫になって、顔や唇がカサカサして、暗くなるのが早い。外も暗くなるのが早いし、僕も暗くなるのが早い。針葉樹林が見たくなっている。針葉樹林なんて、見たことあったかしら。多分あるんだろ…

料理や栄養に関するおすすめ本

自分にとって必要なものってなんだろうって、折に触れて考える。時間がたくさん余っている時は、もっとお金があったらなあと思うし、お金があっても時間がない時には、もっと時間をくれと思う。お金があんまりないから家で本読んだり映画観たり、ファミレス…

しりあがり寿とリアルと死

最近、しりあがり寿の漫画を読むのにはまっている。そもそものきっかけは、『真夜中の弥次さん喜多さん』(全2巻)をブックオフ的なお店で安く買って読んでとても良かったからだ。みんな名前は知っているけど読んだことある人はほとんどいないことで有名な…

たのしみを見つけたい

川上弘美の小説、短編集の『溺レる』と『ざらざら』を読んで、とてもいいと思った。登場人物が酒を飲んでたらたらとしたり、大した用事も目的もなく夜を歩いたりしながら、何気ない会話やしぐさの中で、切なくなったりツボに入ったり、ときめいたり遠い気持…

反省文

最近、まとまった文章を書くことができなくなっている。論理立てて考えたり、それを筋道立てて記述することができにくくなっている。もともと、数学の証明問題を答えだけ書いて提出して0点をもらったりしていたから、そういう気が昔から自分にはあったのだ…

今年の読書

読みたい本、欲しい本のことを考えてみると、当たり前だけど今の自分が望んでいること、欲しいものがぼんやりとわかる。最近読んだ本、について考えるのも同じことだ。かつての僕はフランスのシュルレアリスム文学とか、幻想文学めいたものを好んで読んでい…

一週間なにしてた?

人生、今日という日は、2017年の9月10日は一度きりしかありません。22歳の夏休みは最初で最後です。毎日が本番です。同じ1日なんて、一度としてないのです。同じような1日はありますけどね。 なんか毎日同じようなことばっかりしてるなーと思っていても、一…

1%のラブレターの話

風の感触や虫の声が秋めいてきた今日この頃ですが、九月ってもっと暑くなかったっけ。このまま秋へとなだれ込んでしまうのでしょうか。涼しくなってからというものの、過ごしやすい気候になったはずが、ずっと心にさざ波が立っているような感じがします。ど…

服を買いに行く服がないとき

できるような気がするって大事だと思うんです。服を買いに行く服がないとは言いますが、こういう服を買おうというある程度の目星がついていれば、案外買いに行けちゃうものな気がします。服を買いに行く服がないことが直接の原因ではなくて、いざ服屋に行っ…

したいことリスト

八月も終わって、センチメンタルな気分になってしまいます。九月も、上を向いて歩きましょう。ということで、したいことリスト、考えてみました。100個を目指したけど、とりあえずは6個で終わりました。なんだか、現実的な数字ですね。 したいことリスト 1.…

疲れがたまって、変なこだわり

疲れがたまって、しばらくは使わないものを無理やり押入れに詰め込むように、心の片隅にしまいこんでいた変なこだわりが頭をもたげてきています。ぼくは本を読むのが好きなのですが、最近は実用書めいたものや軽い読み物、ネットライターが書いたまとめ記事…

ラストワルツの思い出

僕は今までにマーティン・スコセッシがザ・バンドのラストコンサートを撮影した映画『ラストワルツ』を、ビデオだったら擦り切れるくらい何回も何回も、大人には想像もできないくらいの真剣さでもって観てきたから、大好きなシーンがいくつもある。最近はあ…

健全イコールつまらない、か?

最近、鵜呑みにすることの大切さについて考えている。とりあえず一旦は、よくわからないままに鵜呑みにすることなしには、なにかをわかるということはありえないのではないか。一度は飲み込んでみて、よく咀嚼して、身体化してみて、そこまでして初めて、変…

二回目のデートで話すようなことをだらだらと喋りたい

現実的な関係性を離れて、ひとりひとりとしてとりとめのない話がしたいと思うときがある。それは個人的な話でも、そうでなくてもいい。深夜に二人で、ぽつりぽつりと話をしながら、長い長い散歩がしたい。そんなことを考えていたら、思い出したことがいくつ…

真夜中のひとりごと

感情や気持ちというのは、複雑なもので、複雑というのは、原因-結果と単純に割り切ることができないことで、例えば気分が沈んでしまって、それでいて落ち着かないというのは、空が灰色だからとか、疲れがたまってるんだとか、もっともらしい理由をつけること…

花の都は大東京です

火曜日に面接があったので、東京に行った。大学生になってからは、初めて行く東京だった。最後に行ったのはたしか、大学受験の頃だから、高校三年生の二月で、ニュースになるくらいの大雪が降った日だった。電車が遅れていつもより人が多いであろう車内で、…

僕らが文を書く理由

最近、なにかを書くのが楽しくて、人からどうして書くのとか聞かれたりもして、書くってどういうことなんだろうということをよく考えてる。 「読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確実にする」と書いたのはイギリス経験論の先駆…

ドライカレーをぐちゃぐちゃにして

昨日の夜から、本を読んだり考え事をしたり、とびきり暗い未来予想図を思い描いて涙を流すなどをしながら眠れずに、待ちくたびれて朝を迎えたけどちっとも眠くなかったので、そのまま新しい一日を始めてしまうことにした。そつなく顔を洗いコンタクトレンズ…

コーヒーのまずい喫茶店で相撲中継を見ていたことなど

日記を書きます。日記なので、ですます調でいきたいと思います。一週間くらい前の、僕の一日。この前、若者のすべて、ここにあります。と言いたくなるような、思わず14才の頃の笑顔になってしまうような夜を過ごしました。その日はお昼から地元の友達が遊び…

自分の好きは自分で決める?

岡田斗司夫の『オタクはすでに死んでいる』を読んだ。著者なりのオタク観や、世間から見たオタクのイメージの変遷、オタクの定義や特徴の移り変わり、オタクの世代論なんかが盛り込まれていて、面白かった。 この本の中で、オタクとは「自分の好きなものを自…

それはムード、甘いムード

六月になったからって、いきなり張り切りすぎている雨と風を横目に、頼りない部屋で山田詠美の「ラバーズ・オンリー」読んでいる。いろんなソウルミュージックを題材にした短編集で、研ぎ澄まされた身体感覚とクールな文体とがたまらない、とびきりムーディ…