プラトンやアリストテレスの時代のプシュケーと、デカルト以降の心の概念とを区別するものは、心の概念は主観的・私秘的であるという点であろう。心身問題と他我問題、独我論はその意味で同根である。私にしか感じられない私の心の存在、言い換えれば、私が…
中公クラシックスから出ているデカルトの『省察』の、神の存在証明に関する、第三省察を読んでいて、わからないことがいくつかあり、書かなければ忘れてしまうので、書き留めておく。 「 実際、疑いを容れないことだが、私に実態を表示する観念は、ただ様態…
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