アワー・ミュージック

正しいヒマの過ごし方。楽しいお金の使い方。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

二回目のデートで話すようなことをだらだらと喋りたい

現実的な関係性を離れて、ひとりひとりとしてとりとめのない話がしたいと思うときがある。それは個人的な話でも、そうでなくてもいい。深夜に二人で、ぽつりぽつりと話をしながら、長い長い散歩がしたい。そんなことを考えていたら、思い出したことがいくつ…

真夜中のひとりごと

感情や気持ちというのは、複雑なもので、複雑というのは、原因-結果と単純に割り切ることができないことで、例えば気分が沈んでしまって、それでいて落ち着かないというのは、空が灰色だからとか、疲れがたまってるんだとか、もっともらしい理由をつけること…

花の都は大東京です

火曜日に面接があったので、東京に行った。大学生になってからは、初めて行く東京だった。最後に行ったのはたしか、大学受験の頃だから、高校三年生の二月で、ニュースになるくらいの大雪が降った日だった。電車が遅れていつもより人が多いであろう車内で、…

僕らが文を書く理由

最近、なにかを書くのが楽しくて、人からどうして書くのとか聞かれたりもして、書くってどういうことなんだろうということをよく考えてる。 「読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確実にする」と書いたのはイギリス経験論の先駆…

ドライカレーをぐちゃぐちゃにして

昨日の夜から、本を読んだり考え事をしたり、とびきり暗い未来予想図を思い描いて涙を流すなどをしながら眠れずに、待ちくたびれて朝を迎えたけどちっとも眠くなかったので、そのまま新しい一日を始めてしまうことにした。そつなく顔を洗いコンタクトレンズ…

コーヒーのまずい喫茶店で相撲中継を見ていたことなど

日記を書きます。日記なので、ですます調でいきたいと思います。一週間くらい前の、僕の一日。この前、若者のすべて、ここにあります。と言いたくなるような、思わず14才の頃の笑顔になってしまうような夜を過ごしました。その日はお昼から地元の友達が遊び…

自分の好きは自分で決める?

岡田斗司夫の『オタクはすでに死んでいる』を読んだ。著者なりのオタク観や、世間から見たオタクのイメージの変遷、オタクの定義や特徴の移り変わり、オタクの世代論なんかが盛り込まれていて、面白かった。 この本の中で、オタクとは「自分の好きなものを自…

それはムード、甘いムード

六月になったからって、いきなり張り切りすぎている雨と風を横目に、頼りない部屋で山田詠美の「ラバーズ・オンリー」読んでいる。いろんなソウルミュージックを題材にした短編集で、研ぎ澄まされた身体感覚とクールな文体とがたまらない、とびきりムーディ…

コンビーフをご馳走だと思う気持ち

深夜に起きていると、そして眠れそうにないと、個人差はあるでしょうが、気持ちが荒ぶってきますね。ネガティブな想念も、ひょっこりとかわいい顔を出したりしますね。しかしネガティブな気持ちや言説は一般的に、唾棄すべきものとされています。なんででし…