アワー・ミュージック

正しいヒマの過ごし方。楽しいお金の使い方。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雑な問いの立て方をするとモヤモヤしか出力されない。生きるとは何かがその代表例だ。自分には考えられることと考えられないことがある。言い換えれば答えられる問いと答えられない問いがある。答えられる問いは、それは答えられるものであるから、きちんと…

禁欲主義的

禁欲的な生活態度について考える。僕は必要に迫られて、主に金銭面で、禁欲的な生活態度でもって日々をやり過ごすことを余儀なくされることがしばしばある。ちょっとした都市に暮らす僕たちにとって、何かをすることは大なり小なり金銭のやりとりが発生する…

指折り数える

ミシマ社の『ちゃぶ台』とか公式サイトとかでちょくちょく見かけて気になっていた森田真生の『数学する身体』が文庫化されていたから買っていま読んでいる。新潮文庫は安いからいい。ワンコインで買える。まだ第2章までしか読んでないけど、人間にとって、数…

話すこと

クッツェーという南アフリカの作家の『マイケル・K』という小説を読んだ。アパルトヘイトの時代に書かれたもので、生きることと食いつなぐことが同義の世界でマイケル・Kという名のひとりの男が、ときに獣のように家も持たず身一つで、ときに強引な福祉政策…

むずかしい本はむずかしい

わたしはむずかしいことばがきらいだ。 むずかしいことばで書かれたものを読むと、とても悲しくなる。 なかなかわからないのだ。 むずかしいことばがきらいなのに、わたしもまた時々むずかしいことばを使う。 本当に悲しい。 (高橋源一郎『さようなら、ギャ…

エンドロールに名前が載る人

エルレガーデンが復活したらしい。僕も高校時代に何曲かコピーしたし、大学に入ってからもエルレにまつわる思い出がたくさんあるし、エルレを聞いて元気を出したことも何度もある。ネタ的な動機が強かったけど、”高架線”のライブ映像のスクショをLINEのプロ…

一日中ひまだった

自分が今まで書いてきたものを読み返すまでもなく、僕はいつも同じようなことを書いていると思う。その理由は簡単に、僕がこのブログに何かを書くときの状況がワンパターンだからだ。一言で言えば、お金がなくて時間があるとき、つまりめちゃくちゃ暇なとき…

手を動かして、よく眠れ

業務用スーパーで2kgの鶏肉を買った。宇多田ヒカルばかり聴いている。最近少し眠りやすくなった。『収容所のプルースト』を読んだ。川口晴美の詩集を読んでいる。日の光がよろこばしい。ペーパードライバーという語の響きが気に入っている。自動車免許は持っ…

最近よかったもの

最近よかったものをメモしておきます。 音楽: 姫乃たま/人間関係 姫乃たまの”人間関係”はいい。誰かよく知らない。他の曲も聴いてみたけどこの曲がダントツでいい。プリンスの"Sign of The Times"みたいな病み付きグルーブがたまらない。永遠に聴いていら…

頭から離れない詩

ここ数ヶ月、4ヶ月くらい、ずっと頭から離れない詩があって、それがやっと図書館で借りることができたので、メモしておくことにした。初めてその一節を読んだ時にはびっくりして、この詩のように生きていけたらいいなんてことを思った。変なことなのかもしれ…

彼女は今日

映画の20センチュリーウーマンで主人公の母親が、主人公をいろいろなところに連れ出してくれる下宿人のお姉さんが撮ってきた息子の写真を見て、「あなたは外でのあの子を見ることができるのね。うらやましいわ。」みたいなことを言うシーンがあって、それが…