slintに
まず2ndのジャケットの写真が大好きで、この前ふとそのことを思い出したからツイッターのアイコンをこれに変えた。ポストロックの元祖とか色々言われてるらしいけどそのジャンルには明るくないので、歴史とか影響とか位置付けについてはよくわからない。
蛇のように冷ややかな手触りで刻々と形やニュアンスを変えるギターがとにかくよくて、聴いているうちに徐々に呑み込まれていくようで気がついたらクセになっている。
モグワイとかの後世のバンドにも受け継がれているような、極端な静と動のコントラストや、法則性のよくわからない変拍子が聴いてて飽きない。寄せては返す波のようだと言えるかもしれないが、それは足元をそよそよとやさしく洗うような種類のものではなくて、気がついたら元いた場所から遠く流されているような、大きな蜘蛛に巣の上でこねくり回されているような変幻自在なバンドサウンドがとにかく気持ち良い。なにか揺れるものがある。
PILみたいな金属質なギターの音とか、バスドラの音とか、音のひとつひとつも気持ちいいけどそれらがすべてうまく噛み合って絡み合っていてとても良い。全体としては音数は少なくて、不快ではない緊張感が保たれているし、ノイズが鳴っていてもうるさくない。とにかく良い。良いなあこれ。
ちょっと調べたらもともとはスティーヴ・アルビニがプロデュースしてたバンドらしくてなにかと合点がいきました。PixiesとかCloud Nothingsとか好きな人は好きなのかな。
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