アワー・ミュージック

正しいヒマの過ごし方。楽しいお金の使い方。

ビギナーズラックとアルデンテな人生

最近ふと思ったことがある。ぼくは、人生やるの初めてなんだけど、ビギナーズラックとかないのかな。あったらいいのになって。ビギナーズラックって、みんな言うけど、俺はあんまり信じてない。初めて、と言うか現時点では最初で最後の、競馬に行った時には300円くらい当たったりはずれたりして、ジリジリとお金がなくなって、帰る頃には1500円負けていた。だからビギナーズラックというものはわからなかったけど、ジリ貧という言葉の意味が身に染みてわかった。今も言うたらジリ貧状態だ。初めての就職活動をしていて、今回もビギナーズラックはやはりなく惨敗続きで、特に進展もないままジリリと時は過ぎていく。競馬で負けた時は、別にそんなにショックじゃなくて、でもお金はないから後の一週間をうどんを茹でるばかりの繰り返しで消し飛ばしたけど、今回もジリジリと消耗して負けていっても、大したことないなって思うのかな。思いそうだな。今度は40年間パスタでも茹で続けるのかな。安いからね。種類豊富だし。そしたらそのうちパスタ屋さんになれそうだな。それか安く作れるパスタのレシピ本、図鑑のような分量のやつが書けそうだ。悪くない人生じゃないか。アルデンテで、歯ごたえバッチリじゃない?一人暮らしの貧乏学生のバイブルとして、読み継がれるかもしれない。図鑑みたいな、パスタ本。命日には毎年、お墓に花とパスタ、たまにブラックオリーブとか、が供えられてさ、墓碑銘にはこう刻んである。

「パスタを茹でろ、愛する人めがけて。」


自分の人生最期の言葉。みんな一度は妄想したことあると思うけど、僕はこれを考えるのが一等好きで、いろいろな偉人の格好良いやつとか参考にしながらこねくり回して、結局今のところは「地獄で会おうぜ、Baby!!」で落ち着いてます。

今日は金曜日。来週も、がんばります。ビギナーズラックなど、なくとも。