アワー・ミュージック

正しいヒマの過ごし方。楽しいお金の使い方。

ぶ、ぶ、

文化ってなんだろう。文化とは洋服のようなもの、化けの皮、あるような振りをみんながすること、ごっこ遊び、名前をつけること。文化には実体はないのではないか。文化的なものがあるだけではないか。文化はひとまずあることにされているもの、ではないか。…

とある山村に免許合宿に来てから一週間が経とうとしている。気づけばあっという間、なわけがなく、十年一日という言葉があるが一日が十日くらいの体感で、まだ半分にも達していないのかと思うと十字架を背負わされたような重苦しい気持ちになる。この苦役に…

小笠原鳥類に

この前京都に行ったときに三月書房に寄って、目当ての本が売り切れちゃっていたので何の気なしに手に取ったのが小笠原鳥類の『鳥類学フィールドノート』。小笠原鳥類の名前は知っていたしちらっと読んだことはあったけど前衛っぽい感じが鼻について好きじゃ…

slintに

まず2ndのジャケットの写真が大好きで、この前ふとそのことを思い出したからツイッターのアイコンをこれに変えた。ポストロックの元祖とか色々言われてるらしいけどそのジャンルには明るくないので、歴史とか影響とか位置付けについてはよくわからない。 蛇…

ひとりの時間

高速バスほど音楽に没入できる環境はない。この週末は、京都の友達の家に泊まって滋賀でBBQをして大阪に行って遊んだ。だから移動時間も長くて、本を読んだりスマホをいじったりするとすぐに酔ってしまうので、ずっと音楽を聴いていた。長距離移動中にはくる…

カルテット観ました

遅ればせながらドラマの『カルテット』をみました。晴れて期限付き無職となったので、これまで観ようと思っていたけれどずるずると観ないままになっていたドラマや映画を観ていこうと思っていて、その一環です。これまで僕が観た最新のドラマはずっと『最高…

味覚の積み重ね

この前初めてイチジクを食べた。僕は小さい頃からフルーツが嫌いで、バナナ以外は食べられなかった。今でも好んで食べるのはバナナとみかんくらいで、ほかのものはほとんど食べたことがないから好きか嫌いかもよくわからない。食わず嫌いをしている。正確に…

倫理観と楽しみ

実家で暮らすようになってから、両親がNetflixと契約しているのでそのおこぼれをよく頂戴している。はじめにアニメの『TIGER&BUNNY』を観て、とても面白かった。詩人の川口晴美がこのアニメを好きで、これを題材にした詩集を出して賞までもらったというのを…

予感

いま、僕の心は凪いでいる。この一年半、いろいろなことがあって、流れ流れてここにいる。その過程で、抱え込んでいたもろもろが、さらわれていったし、押し流されているうちに、自分の組成が変わったように思う。なんとなく静かで、身も蓋もないほど何もな…

実家暮らし

引っ越しを済ませてから、早いものでもう一週間が経とうとしている。引っ越しする直前の一週間は冷蔵庫もエアコンも扇風機もない部屋で過ごさなければならなかったのでとても長かった。人生観が変わるかと思った。 実家に戻ると、今までは当たり前のようにや…

引っ越し

引っ越しの日が近づいてきて、そのための準備もあらかた終わった。荷物はもう運んだし、不用品の処分も今日済ませた。あとは細々したものを回収日が来たらゴミに出すだけ。ここ半月くらい、少しずつそうやって引っ越しの準備を進めていたんだけど、住み慣れ…

ずっと読みたかったけれど絶版になっていて中古本もほとんど出回っていなかった大森静佳の歌集『てのひらを燃やす』が先月の末に復刊されていたらしい。たぶん最近第二歌集を出したり色々と活躍されているからだと思うけど、歌集が復刊されるのはとてもうれ…

安東次男「藤原宮址」がすごい

渡邊十絲子の『今を生きるための現代詩』を本屋さんに注文していたのが届いたので取りに行った。アマゾンで頼んだ方が早いしそれでもいいんだけど、本を買うことは僕の数少ない外出の動機になるので、北大路の本屋さんまで注文しに行くことにしている。 詩の…

謝意

この前書いたブログ記事に対して、僕の兄がお返事をくれた。僕の兄は4つ年上で、いつだって僕がまだ知らない面白いことをどこかから飄々と持ち帰ってくる人だ。僕が中学生だった頃、高校生になっていた兄が昔よりも楽しそうにしていたのを見て、高校生という…

関係なくなる

重いものを運んで、泥のように眠る日々に、とりあえずの区切りがついた。引っ越しの日が近づいて、睡眠時間を削りながら必死こいて働かなくても食べるには困らないくらいのお金は手元にある。 だからせめて今週くらいは引っ越しの準備をしつつ久しぶりにのん…

から回るがんばる

いつからか、省エネを心がけるようになっていた。電力やガスや水のことではなくて、自分の体力や気力の話だ。もともとひどい運動音痴で、自身の身と心を守るために体育の気配のするところを徹底的に避け続けてきたために体力がなく、いわゆる根性もない。今…

ひと雨ごとに

一雨毎に秋になるのだ、と人は言う、と中原中也は書いていた。今は6月、梅雨の時期で、これは秋をめがけての雨ではない。ひと雨ごとに暖かくなるとか、ひと雨ごとに寒くなるとか、季節の変わり目の雨がふる時期の、時候の挨拶の定番文句になっている。暑くな…

花とか本とか音楽とか

この前初めて花屋さんでお花を買った。いくつかの理由から、かねがね花が欲しいと思っていたけれど、決め手となったのは冷凍都市でも死なないというサイトのこの記事だった。 www.shinanai.com 青いデルフィニウムの花束とラベンダーを買った。ミモザが欲し…

雑な問いの立て方をするとモヤモヤしか出力されない。生きるとは何かがその代表例だ。自分には考えられることと考えられないことがある。言い換えれば答えられる問いと答えられない問いがある。答えられる問いは、それは答えられるものであるから、きちんと…

禁欲主義的

禁欲的な生活態度について考える。僕は必要に迫られて、主に金銭面で、禁欲的な生活態度でもって日々をやり過ごすことを余儀なくされることがしばしばある。ちょっとした都市に暮らす僕たちにとって、何かをすることは大なり小なり金銭のやりとりが発生する…

指折り数える

ミシマ社の『ちゃぶ台』とか公式サイトとかでちょくちょく見かけて気になっていた森田真生の『数学する身体』が文庫化されていたから買っていま読んでいる。新潮文庫は安いからいい。ワンコインで買える。まだ第2章までしか読んでないけど、人間にとって、数…

話すこと

クッツェーという南アフリカの作家の『マイケル・K』という小説を読んだ。アパルトヘイトの時代に書かれたもので、生きることと食いつなぐことが同義の世界でマイケル・Kという名のひとりの男が、ときに獣のように家も持たず身一つで、ときに強引な福祉政策…

むずかしい本はむずかしい

わたしはむずかしいことばがきらいだ。 むずかしいことばで書かれたものを読むと、とても悲しくなる。 なかなかわからないのだ。 むずかしいことばがきらいなのに、わたしもまた時々むずかしいことばを使う。 本当に悲しい。 (高橋源一郎『さようなら、ギャ…

エンドロールに名前が載る人

エルレガーデンが復活したらしい。僕も高校時代に何曲かコピーしたし、大学に入ってからもエルレにまつわる思い出がたくさんあるし、エルレを聞いて元気を出したことも何度もある。ネタ的な動機が強かったけど、”高架線”のライブ映像のスクショをLINEのプロ…

一日中ひまだった

自分が今まで書いてきたものを読み返すまでもなく、僕はいつも同じようなことを書いていると思う。その理由は簡単に、僕がこのブログに何かを書くときの状況がワンパターンだからだ。一言で言えば、お金がなくて時間があるとき、つまりめちゃくちゃ暇なとき…

手を動かして、よく眠れ

業務用スーパーで2kgの鶏肉を買った。宇多田ヒカルばかり聴いている。最近少し眠りやすくなった。『収容所のプルースト』を読んだ。川口晴美の詩集を読んでいる。日の光がよろこばしい。ペーパードライバーという語の響きが気に入っている。自動車免許は持っ…

最近よかったもの

最近よかったものをメモしておきます。 音楽: 姫乃たま/人間関係 姫乃たまの”人間関係”はいい。誰かよく知らない。他の曲も聴いてみたけどこの曲がダントツでいい。プリンスの"Sign of The Times"みたいな病み付きグルーブがたまらない。永遠に聴いていら…

頭から離れない詩

ここ数ヶ月、4ヶ月くらい、ずっと頭から離れない詩があって、それがやっと図書館で借りることができたので、メモしておくことにした。初めてその一節を読んだ時にはびっくりして、この詩のように生きていけたらいいなんてことを思った。変なことなのかもしれ…

彼女は今日

映画の20センチュリーウーマンで主人公の母親が、主人公をいろいろなところに連れ出してくれる下宿人のお姉さんが撮ってきた息子の写真を見て、「あなたは外でのあの子を見ることができるのね。うらやましいわ。」みたいなことを言うシーンがあって、それが…

映画でも観ようかと思って

今日は1日ゆっくりする日だと決めて朝からぼーっとしてるけどすることがない。することもないしお金もない。本を読む気が起きない。本が読めないほど疲れてるというわけじゃないけど読む気が起きないということが時々ある。そういう時は映画を観ることにして…